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ミャンマー軍事政権は14日、同国の民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(63)を、自宅軟禁の条件を守らなかったとして「国家転覆防御法」違反の罪で起訴した。有罪になれば最長5年の禁固刑が言い渡される。スーチーさんの即時解放を求める欧米各国の反発は必至で、軍事政権はさらに国際的孤立を深めそうだ。
政権側は、米国人男性(53)が先週、ヤンゴン市内にあるスーチーさんの自宅に侵入した事件について、スーチーさんが当局の許可を得ずに外部の人間と接触した「軟禁の条件違反」とした。スーチーさんの自宅軟禁処分は今月末、期限を迎えるはずだった。
スーチーさんは同市郊外のインセイン刑務所にある特別法廷で起訴された。AFP通信によると、スーチーさんの家政婦2人と、侵入した米国人男性も起訴された。この日は起訴と審理手続きで終わり、次回審理は18日に開かれる予定。スーチーさんは裁判期間中、刑務所内で拘束される見込みだ。
軍事政権は03年、「民主化ロードマップ(行程表)」を発表。行程表に従い昨年5月には国民投票で新憲法草案が承認された。政権は行程表の最終段階として来年に総選挙を実施し、民政移管を実現するとしている。
しかし公正な選挙を実施した場合、国民の人気が高いスーチーさん率いる最大野党「国民民主連盟」(NLD)が多数の議席を獲得するのは確実。軍事政権はスーチーさんの総選挙参加を阻止するため、事件を口実に、選挙後までスーチーさんの拘束を継続する措置に出た可能性が強い。
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