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前原国土交通相は就任以来、八ッ場ダムの建設中止、日本航空再建策見直しなど、立て続けに既存政策の変更を打ち出し、鳩山政権の閣僚の中でもひときわ注目を集めてきた。
ただ、今回の「羽田空港ハブ化」方針は、9月下旬に国交省の副大臣、政務官との「政務三役会議」で一応の腹合わせは済ませたものの、鳩山首相や平野官房長官に事前に相談すらなく、調整不足のまま見切り発車した形だ。
「成田と関空はもう重視しないという発想ではない。若干、言葉が極論に聞こえたのかもしれない」
鳩山首相は13日夜、首相官邸で記者団を前に、前原氏の発言による混乱の沈静化に追われた。
関西空港のある大阪府が地元の平野官房長官も同日の記者会見で、前原氏から相談がなかったことを認めた上で、「政府としてその通りだという立場にまだない。地元の皆さんと十分連携を取って政府として判断する」と述べた。
もっとも、首相も官房長官も、羽田空港の「ハブ化」そのものについては否定していない。前原氏を切り込み隊長として、「一貫性のない航空政策」(平野官房長官)の見直しにつなげたいとの思惑も透けて見える。
これに対し、関係自治体は反発している。
成田空港を抱える千葉県の森田健作知事は13日、県庁で記者団に対し、「滑走路の2500メートル延伸も、地元と信頼関係を培って10月から(前倒しで)スタートすることになった。一つずつ積み重ねてここまできたのにパーだ」と怒りをぶちまけた。
同県成田市の小泉一成市長も「成田(空港)は多くの血が流され、建設された。そういう経緯がわかっているのか」と批判した。
当の前原氏は周辺に「羽田のハブ化は必ず理解される。実現させる」と語るなど自信を見せており、調整の手腕が問われそうだ。(政治部 東武雄)
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